映画「ハードコア」「夜は短し歩けよ乙女」について。あと、京都の中華料理屋について

さっき観てきました。「ハードコア」面白かったです。

 

FPS視点の映画です。SFです。主人公は記憶を失っており、研究室で目覚めます。機械の手足を、研究員であり妻である女性に取り付けてもらい、声の設定をしようとするところで敵の襲撃に会います。

 

終始FPS視点で映画は展開します。FPSシューティングゲームをプレイした人にとってはあるあるネタも随所に盛り込まれています。敵が柱の裏に隠れたタイミングで死角にダッシュして、後ろから接近攻撃するとか。逆に言うと、FPSの約束事を理解してない人にとっては、違和感と思う箇所になってしまうでしょう。あと、映画スクリーンで他人がプレイしてるFPSゲームしてるみたいなもんなので、3D酔いする人は無理でしょう。視点がとてもぶれます。

個人的にFPS大好きなので、大変楽しめました。

 

あと、今日は「夜は短し歩けよ乙女」を観ました。面白かったです。

なにせ、原作の小説も好きなのです。高校の時に読んだんですよね。そして、京都の大学に進学しました。舞台の1つである、木屋町もとても思い入れのある通りです。当時を思い返してしまうのです。京大生ではないですが。

 

思い返してしまうのです。そういえば、学生時代によく利用していた中華料理屋が潰れてしまうそうです。4,5人のおっさんが厨房で調理しており、超絶なスピードで料理を作り上げ、そしてまた別のおっさんが運んできて、おっさんが会計をしてくれる店でした。卒業間際には若い女性が注文を取りに来たので、おったまげた記憶があります。

今は京都から離れて別の場所で暮らしています。こうして離れた場所で、思い出の場所がなくなるということを聞くのは、とても悲しいですね。壊れていく様子を間近で見るのとは別の悲しさなのでしょう。おそらく、すでに記憶の中の京都は実際の京都とは食い違いができてきてるのだと思います。大学のキャンパスも、借りてたアパートの近所も。京都は都会です。今住んでる場所よりも、何倍も新陳代謝が良いのでしょう。

これからどんどん、記憶の中の京都と実際の京都が食い違っていくのでしょう。そうでしょう。

楽しかったねと、かつて同じ大学に通っていた友人と話します。実際の京都はかわっても、記憶の中の京都を覚えていればいいのかもしれないとも、思います。そんな友人も消えてしまったらと考えると、とても恐怖を感じますね。そうなったら、自分の心の中で、楽しかったねとリフレインさせます。

 

 

そういえば、「ハードコア」は先週の時点では観る気はなかったのですが、Twitterで面白いという評価を見て、気が変わりました。「T2 トレインスポッティング」を観る気だったのですが、「ハードコア」はすでに上映会数が縮小されていたので、観ることにしました。今月の終わりか、来月の初めに「T2 トレインスポッティング」を観ます。